ダークグレーの壁にオレンジのネオンサインと、大胆で鮮やかな色使いのアートが目立つ空間は、まるで海外ドラマや映画のクールな主人公が住む家のキッチンのようです。
デザインのこだわりは2トーンカラーの壁紙。
シルバーのように明るい壁紙はリビング側に使い、広さを感じさせる効果をもたせているそうです。
一方、ダイニング側の壁のダークグレーは『 高級感 』 を感じさせ、ネオンが付いたブースの灯りを引き立たせています。
気になるキッチンの調理台は、すべてステンレスで組まれ、照明にはLEDライトを使い、エレクトリックでサイバーな雰囲気のする、かっこいい効果を演出しています。
半透明のガラスにLEDを埋めた光る棚は、『 モノ 』 をオブジェの様にデコレーションしたくなる要素をもった、かっこいいデザイン。
少しブルーがかかった照明ライトが、調理台のステンレス部分に反射し、ゾクッとするような魅力をもつ空間となっています。
キッチンという概念の中にアートをミックスさせた、興味深いインテリアデザインですね。
調理台と反対側のシェルフ部分には、ミニワインセラー付のバーコーナーを設けています。
こちらもキッチンと同様、LED照明付の棚を使い、より大人でシックなカウンターデザインです。
実はこのキッチンには2つ出入り口があり、カウンターバーとダイニング側の入口では雰囲気が異なります。
ラグジュアリーで神秘的なブルーカラーを使った、バー側の入口から入ると、まるでホテルの高級バーに連れてこられたかのような気分になります。
こちらは寝室側の入口。目の前は、窓のある調理台とダイニング側に出るので、プライバシーに配慮した導線もバッチリです。
キッチンとはかけ離れますが、こちらのランドリールームは、ブラックのタイルを使っていたりと、マスキュリン( 男性的 )な魅力のある空間。
ランドリー用のカゴが、アートでいっぱいのドラム缶という点も、非日常感が出ていて、かっこいいですね。
明るいブライトカラーという一般的なキッチン ・ ランドリールームとは逆で、ダークカラーを使ったマスキュリンなお部屋スタイル。
単身で暮らす男性の都会的な魅力を感じるキッチンは、まさに夢のような空間ですね。
参照元 : Contemporary Approach to Kitchen Design: The Live-In Kitchen Concept – freshome
建築デザイン : Lisiane Scardoelli and João Pedro Crescente